2012年1月の記事

寅印菓子屋 工房おひろめ会のおしらせ

2012/1/14

2011年12月、寅印菓子屋にとって大きな変化がありました。
それはなにかというと、工房ができたのです。

なんとな〜く、軽い気持ちで不動産屋に物件を探しに行ったのが2011年9月のこと。
探し始めて数時間でこれは!と思う物件に出会ってしまったものの、他にも探したりいろいろ悩んだりしたのち10月に契約。
保健所に相談に行き営業申請をし、内装屋さんに見積もりを出してもらったり打ち合わせしたりして、工事が始まったのが11月。
その間にもいろいろなイベントや展示、105など制作も続けながら同時進行で工房の什器探しもするバタバタした毎日。
最後の最後に元からあった給湯器が古くて自費交換(涙)という痛い出費もありつつ、12/1無事最終保健所チェックも済み、晴れて工房が工房として始動したのでありました。
工房初の制作が「白ヒゲとおやつ」展のお菓子作りだったわけです。
基本的にはお菓子の工房としてひとりで制作をする場所ですが、月に何度か店舗として開けてお菓子の販売もする予定です。

実は今も工房としてだけではなく店舗として販売もできるようにするべくあるものを作ってもらっている最中なのですが、出来上がるめどが立ったので工房のお披露目会をひらきたいと思います。
工房は決して広くはなく、まだお店としても未完成ですが(看板もまだない)よろしければ遊びにいらしてください。

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寅印菓子屋 工房おひろめ会

日時:2012年1月29日(日)11時〜18時くらい
場所:寅印菓子屋工房 
(杉並区成田東1-47-8 D号室)
〈行き方〉下の地図を参考にお越し下さい。(PCから見て下さい)
    http://bit.ly/torakobo
●徒歩の場合
  丸ノ内線新高円寺駅より徒歩10分ほどです。
  地上に出たら、クイーンズ伊勢丹の脇の道を行き、ぶつかったバス通りが五日市街道。
  五日市街道を善福寺川に向かってひたすらまっすぐ行き、(めがねのパリミキが見えたらもうすぐ)
  かなり不安になった頃、五日市街道のコープとドラッグセガミの間のところを左折(サミットまで行ってしまったら行き過ぎです)、「羊のヒゲ」というイタリアンのすこし先の向かい側(左側)です。
●バスの場合
  吉祥寺駅北口より中野駅北口行き(中36)で「成田東」で下車。ドラッグセガミの前に着くので以下は徒歩のところと同じ。  
  高円寺駅南口より五日市街道営業所行き(高43) 以下同じ。
  中野駅北口より五日市街道営業所行き(中35)以下同じ。

*ザッハクッキーなど数種類のお菓子の販売もする予定です。
*だいたいの人数を把握したいので、来て下さるという方はコメント欄にコメントお願いします。
*手ぶらで気軽にお越し下さいませ。
*申し訳ないのですが工房は狭いためなるべく暖かい服装でお越し下さい。 

今年もよろしくお願いします と 白ヒゲ

気づけば2012年がはじまって2週間も経ってしまいました。
12月の展示のご報告も暮れのご挨拶もしないままですみません。

とにもかくにも昨年はたくさんお菓子を作らせていただけて本当に幸せでした。
今年も真面目にお菓子を作っていきますので、よろしくお願いします。

さて、振り返って昨年12月の「白ヒゲとおやつ」展のこと。

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おかげさまで7日間、たくさんの方々が来てくださいました。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました。
玄能さんのつくるあのあたたかな世界、堪能していただけたでしょうか。

ここからは個人的な感想。
なんと展示のテーマに合わせるかのように雪がちらついた日にスタートした「白ヒゲとおやつ」展。
ひとつひとつ表情の異なるサンタ達を、いろんな角度から見ている姿、
これまたひとつひとつ形や色味の異なるおうちをいくつか組み合せて、自分の町を作られている姿を眺めるのがとても楽しかった。
みなさん好みのサンタがそれぞれに違っているのもおもしろかったなあ。
作家の玄能さんが気に入っていたサンタは結局お嫁(お婿?)には行かなかったのでした(笑)

お菓子を何度も何度も買いに来て下さる方がいて、本当にうれしかった。
バイト前にたまたま通りかかってふらっと入ってきた学生の女の子がスコーンを買ってくれて
気に入ったからと翌日学校に行く前にまた寄ってくれて、スコーンをひとつわざわざ買いに来てくれたのには感動したなあ。
(しかもその翌日もまた来てくれた)
いつも喫茶105号室にきてくださる方、古い友人、ご近所さん、寅印便をいつもご注文してくださる方、初めましての方・・・
懐かしい顔もいつもありがとうございます!の顔もたくさん見られて幸せな7日間だった。
感謝しています。

そしてわたしの誘いにのってくれた玄能さん、ありがとうございました。
玄能さんの作品には可愛いだけではないなにかがあると思うのです。
憂いというか影というか、わたしはその部分に惹かれるのかなあと思います。
作品にはどうしても「そのひと」がにじみ出てしまうと思うのですが、玄能さんのサンタもそう。
会期中、玄能さんといろいろな話をする中でそんな風に感じることが何度もありました。
これからどんなサンタが生まれるのかすごく楽しみだなあ。

そして私達をググッと支えてくれた玄能さんの奥様にも本当に感謝しています。
ありがとうございました。
そして今回とても好評だったDMの写真を素敵に撮ってくれた青柳綾子さん、デザインをしてくれた105ドリンク担当うさ氏、本当にありがとう。
そして最後に毎日バターを探しに行ってくれたり、仕込みに追われて全然家事ができない私の代わりにいろいろ助けて支えてくれた家人にも感謝。
ありがとう。

(以下photo by nii)

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「白ヒゲとおやつ」展は今年もやる予定です。
お楽しみに!