活版印刷

2008/7/8

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以前、展示会に行った友人のお土産に
動物と文字が印刷された素敵なはがきをもらったことがあった
「活版印刷」の展示会だと聞いて、ずっと気になっていた
最近、ある人のブログに活版印刷のワークショップに行ってきた、と
書いていたのをみて、そんなのあるんだーと即、検索

そして・・・・・ 発見! 『活版工房
即、申し込む

そして当日
今回は暑中見舞いに自分の名前・住所・電話番号やメールアドレスを
印刷してみようという試み
行ってみてビックリ、会場は小さな印刷屋さん(有限会社 弘陽)
中には若い女性スタッフ3人、おじちゃん2人、おじいちゃん1人
お!もしかしてこのおじちゃん達は職人??
職人大好きなのでとたんにワクワクしてくる

簡単な説明や自己紹介の後、作業がはじまる
まずは「拾い」
作りたい文章のとおりに棚から活字を拾っていく
これはすごく楽しい
部首別に分類分けされて並んでいる活字の中から探しだすんだけど
みつけて手の中の箱がだんだん重くなっていくのがたのしい

次に「組版」
拾った活字をステッキという専用の台の上でレイアウトしていく
今回はセンター合わせで組む
この作業で、活版印刷では空間をどうするかが一番重要で一番難しいんだなあ、と実感
名字と名前の間をどのくらい空けるか
名前と住所との間は?
数字と数字の間は?
半角?全角?
あーでもないこーでもない迷いながら組んでいく
組み終わったら輪ゴムで束ねる

そして、「印刷」
手きんという手刷りの印刷機で1枚1枚刷っていく
レバーをグーッと引くことで圧がかかり印刷されるというシンプルなしくみ
隣りで職人のおじちゃんが「次はポンと勢いよく引いてみて」
そのとおりにすると刷られた字がクッキリとして、紙に食い込んでいるかんじ
「こうやるとクッキリちょっと冷たいかんじになるんだよ」とおじちゃん
逆にゆっくり圧をかけるとやわらかいかんじに刷り上るのだとか

この微妙な力のかけ加減、これでこんなに印象が違うなんて!
まさに職人技!
そして、刷り上った文字の美しいこと!
厚めの紙に印刷すると、文字が少し凹むから活版の良さがより際立つ気がする
なんともいえないキリッとした味わいのある字なんだよなぁ
紙好きだから、もらったいろんな紙による違いもおもしろくてたまらない

感動しつつ最後の作業「解体」
組んだ活字をバラして元の棚にもどしていく
これは結構ツライ
昔のひとは(そんなに前でもないけど)こんな大変な作業を繰り返していたんだなぁ
実際に体験してみたことで、そのすごさに驚く

その後、職人のおじちゃん達から活版印刷についていろいろ話をきく
職人って気難しい人が多いのにここのおじちゃん達はちっともそうじゃない
活版の楽しさをいろんな人に知ってもらいたいのだという

最後にお土産(職人さんが組んだ活版印刷の便箋と花形活字)までもらって
大満足のワークショップだった
今度は寅印の名刺作りたいなぁ

2 Responses to “活版印刷”

  1. 1 mitsou,
    2008/7/14 at 19:31

    わぁ~☆たのしそう♪
    どんなのが出来上がったのかな???
    見てみたい!

  2. 2 tora
    2008/7/14 at 19:37

    楽しかったよー!
    どんなのが出来上がったのかは、届いてからのお楽しみに☆

    あー久々に熱が出てツライっす・・・

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