カテゴリ'古いモノ'の記事

干し野菜でウマウマ鍋

2009/1/14

週末、ずっと気になっていた干し野菜をやってみた
野菜を4、5時間ほど外に干すだけなんだけど
そうすることで野菜の水分がすこし抜け
甘みが増したり、旨味が凝縮するらしい
しかも調理時間も短くなるとか

いいことづくめの干し野菜
第一回目は 白菜 大根 しめじ エリンギ で挑戦
白菜は1枚ずつはがし
大根は皮つきのまま1.5センチにスライス
しめじは小房にわけて
エリンギはざっくり裂いて

さて、どこに干そう?
こういうとき縁側があったら最高なのになぁ
そんな素敵なおうちじゃないので
ジープのボンネットに干すことに

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この日はあいにくちょっと曇りがち
ちょっと長めに8時間ほど干して夕方とりこむ
あんまり変わってないけど味はどうかな?

大大大好物の白菜鍋にしてたべてみる
土鍋にすこしの水と昆布
そこに白菜と豚バラを交互に重ねていく
今回はしめじとエリンギもすこしいれてみる

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お味は・・・
白菜あまい!
あぁ、ほんとうにおいしい〜たまらん!
いつもよりスープが甘みが強くておいしく感じた
あぁ、何度食べてもまったく飽きないこの白菜鍋
干した白菜でやるとさらにおいしいかも
今度は何を干そうかな

気になるモノ

2008/11/20

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前から見かけるとどうも気になってしまい
ジィーッと眺めて、しまいには写真に収めてしまうモノがある

それがコレ
名前がわからないから説明すると
窓の外側にある金属製の柵で
いろいろな形をしている
コレがある窓は雨戸がない
古い家の窓についていることが多い

すごく凝った模様のものも珍しくないから
ほぉ〜っと見とれてしまうのだ
元々、連続する模様も好きだし
金属も好きだから気になっちゃうんだろうなぁ

あ、コレの名前知ってる方いたら教えてください

ちなみに写真は日暮里にある古い喫茶店
かなり好みの窓だ
うん、素晴らしい

おっと、よぉく見たら
ガスの器具の上にもみっけ!

これぞ..

2008/10/15

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いつもとってもとってもお世話になっていて
家族ぐるみのおつきあいをさせてもらっている
高円寺の古道具屋さん『part of life』

ふらっと立ち寄るといろいろ話しこんじゃって大変!
いれてもらったお茶を飲みつつ いつまでも話しまくってしまう
そして帰りには毎回のようにお土産まで!

そしてまたこんな素敵なセットを頂いた

“結婚のお祝いに”って言ってたけど
お祝いならすでにいろいろもらってるんですけどー
ほんとにありがたいやら申し訳ないやら・・・

可愛い塗りのちび膳とフタ付きの茶碗セット
これぞまさに「結婚祝いの品」!
包み方や飾り方は流石!のセンスがキラリ☆
付いてたシールの小さな字に注目!
(特にローマ字部分)
昔の人のセンス、素敵だわぁ

Nさん いつもありがとう!これからも素敵なモノたちを発掘し続けてください

銚電スリーナイン

2008/7/22

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3連休初日のどようび
銚電スリーナイン」というお芝居を観に行ってきた

銚電(銚子電鉄)は、鉄道事業の赤字をぬれ煎餅で補っていることで有名な
銚子駅から外川駅までを走る電車だ
このいま話題の銚電ではいろいろなおもしろい企画をやっていて
(車内で結婚式を挙げた人もいるらしい!)
今回は車内でお芝居をするという試みだった

東京駅から特急で2時間ちょっとで銚子駅に着いたのは13:30ごろ
まずは寿司で腹ごしらえ
それから銚電の出発時間まで銚子の町をうろうろ
帰りはあまり時間がないのでお土産も買った(銚子名物木の葉パン旨い!)

出発時間ちかくに銚電のホームに行く
なんと、JRのホームの端っこが銚電のホームになっていた
劇団の人にチケットを渡すと
銚電の乗車券についている無料券と引き換えにぬれ煎餅をくれた
この電車、2両編成なんだけど今回は、お芝居用と一般客用に車両が分かれていた

*実はチケットも売り切れ、わたしの行った19日で終了しているんだけど
9月に再公演が決まったらしく、これから行く人もいるかもしれないので
内容は書かないでおくことにします

観客は普通に車内の席に座り、役者も電車の乗っているという設定で
席に座ったり歩きまわったりするので、
半参加型というか自分もお芝居の背景の一部になっているような感覚がおもしろかった
始発駅の銚子駅から終点の外川駅までの約20分間で芝居の前半が演じられる
外川駅に着き、約2時間の休憩(というか散策タイム)の後、
また銚子駅へと戻る車内で、芝居の後半部分が演じられる

実際に動いている車内でリアルタイムに演じられるということが
すごくおもしろかった
移りゆく車窓からの景色も芝居の一部だし、
途中の駅で停車しドアが開いたり、閉まったりするのも
芝居の一部なわけで、自然なんだけどおもしろい効果を与えていた
車内だけでなく、銚子〜外川駅までのリアルな時間そのままを
効果的に芝居に取り入れているところがすごいな〜と感心

終点外川駅では友人O氏もいて、彼が今回このお芝居に関わった
写真を使った企画の受付をしていた
どんな企画かというのはお芝居の内容に関係するので書かないでおきます

教えてもらった“フ”が10こで豆腐と読む豆腐屋さんに行ったり
(おばちゃんがたくさん豆腐を食べさせてくれた!)
海でたそがれたりと、終点外川駅も満喫できた

銚子、すごーく遠かったけど大満足の旅だった
「銚電スリーナイン」もよかったら是非!
すごくおすすめ!

活版印刷

2008/7/8

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以前、展示会に行った友人のお土産に
動物と文字が印刷された素敵なはがきをもらったことがあった
「活版印刷」の展示会だと聞いて、ずっと気になっていた
最近、ある人のブログに活版印刷のワークショップに行ってきた、と
書いていたのをみて、そんなのあるんだーと即、検索

そして・・・・・ 発見! 『活版工房
即、申し込む

そして当日
今回は暑中見舞いに自分の名前・住所・電話番号やメールアドレスを
印刷してみようという試み
行ってみてビックリ、会場は小さな印刷屋さん(有限会社 弘陽)
中には若い女性スタッフ3人、おじちゃん2人、おじいちゃん1人
お!もしかしてこのおじちゃん達は職人??
職人大好きなのでとたんにワクワクしてくる

簡単な説明や自己紹介の後、作業がはじまる
まずは「拾い」
作りたい文章のとおりに棚から活字を拾っていく
これはすごく楽しい
部首別に分類分けされて並んでいる活字の中から探しだすんだけど
みつけて手の中の箱がだんだん重くなっていくのがたのしい

次に「組版」
拾った活字をステッキという専用の台の上でレイアウトしていく
今回はセンター合わせで組む
この作業で、活版印刷では空間をどうするかが一番重要で一番難しいんだなあ、と実感
名字と名前の間をどのくらい空けるか
名前と住所との間は?
数字と数字の間は?
半角?全角?
あーでもないこーでもない迷いながら組んでいく
組み終わったら輪ゴムで束ねる

そして、「印刷」
手きんという手刷りの印刷機で1枚1枚刷っていく
レバーをグーッと引くことで圧がかかり印刷されるというシンプルなしくみ
隣りで職人のおじちゃんが「次はポンと勢いよく引いてみて」
そのとおりにすると刷られた字がクッキリとして、紙に食い込んでいるかんじ
「こうやるとクッキリちょっと冷たいかんじになるんだよ」とおじちゃん
逆にゆっくり圧をかけるとやわらかいかんじに刷り上るのだとか

この微妙な力のかけ加減、これでこんなに印象が違うなんて!
まさに職人技!
そして、刷り上った文字の美しいこと!
厚めの紙に印刷すると、文字が少し凹むから活版の良さがより際立つ気がする
なんともいえないキリッとした味わいのある字なんだよなぁ
紙好きだから、もらったいろんな紙による違いもおもしろくてたまらない

感動しつつ最後の作業「解体」
組んだ活字をバラして元の棚にもどしていく
これは結構ツライ
昔のひとは(そんなに前でもないけど)こんな大変な作業を繰り返していたんだなぁ
実際に体験してみたことで、そのすごさに驚く

その後、職人のおじちゃん達から活版印刷についていろいろ話をきく
職人って気難しい人が多いのにここのおじちゃん達はちっともそうじゃない
活版の楽しさをいろんな人に知ってもらいたいのだという

最後にお土産(職人さんが組んだ活版印刷の便箋と花形活字)までもらって
大満足のワークショップだった
今度は寅印の名刺作りたいなぁ

part of life

2008/7/3

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寅印のお得意さんであり
なぜだか仲良くなって家族ぐるみのお付き合いであり
いくたび、お茶飲みつつ気付くと2、3時間話し込んでたりする
高円寺の古道具屋さん「part of life」

仕事帰りにパーティーの引き菓子渡しに寄ってきた

お茶をいれてもらい、すすりながらパーティーのことを話していると
業者仲間らしいおやじがやってきた
途中から3人で骨董バナシ
オススメの骨董市やら、おやじに会える場所やらを教えてもらった

そして一目ぼれした花と花器、
革靴作りの金具打ちの台を連れて帰ることに

なんだこの不思議な花は?
聞いてみたら・・・八重のユリだって!
蓮みたいな咲き方で控えめだけど存在感があって凜として美しい
ノーブルって名前だとか
なるほどなるほど
花器は理科の実験道具
背の高い花器は持っていなかったからみつかってうれしい

古いものは存在がじんわり馴染んでいるところがいいんだよなあ

店主のこだわりのモノ達が集う場所「part of life」
オススメのお店だ

part of life
東京都杉並区高円寺北3-2-12
03-3336-9296
JR高円寺駅徒歩3分
沖縄料理屋さん「抱瓶」2軒となり
土曜定休

最後の桜

2008/4/4

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最後の桜になるかもしれない

わが家から歩いてすぐのところにある『阿佐ヶ谷住宅』
団地あり、テラスハウスありと
いろんなかたちの住宅が集まってできている
その独特の素敵なデザインと緑の多さからか
東京とは思えないほど、のんびりしたなごやかな空気が流れている

この阿佐ヶ谷住宅、老朽化のため
とうとう再開発されることになった
この手の大規模な再開発にはよくあるように
今年の春に取り壊します、といいながら春から秋へさらに次の春へと
延び延びになって何年も過ぎているんだけど
ここ最近、居住者もどんどん減って、一部木々の伐採もはじまっているらしい
実際、ぶらぶらさんぽしてみると
窓や扉に板が打ちつけられている廃墟のようなさびしい姿のところが大半だ

この再開発によって住宅はおろか敷地内のたくさんの木々や花たちも消えてしまうらしい

今朝いつもより30分早く起きて
携帯片手に阿佐ヶ谷住宅早朝さんぽしてきた

桜 すごくきれい!
こんな立派に咲きほこっている花たちが来年は見れなくなるかもしれないなんて
なんだかそのきれいさに逆にさみしさを感じたり…
本当になくなってしまう前にできるだけさんぽして
しっかりこの風景と空気感を記憶に焼き付けておこうと思う

この週末、お散歩がてら『阿佐ヶ谷住宅』の最後の桜を見にきてみては?

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